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2023/Text No.131

セドリックパトカー特化本発売記念セドリックの在りし日を振り返る

講談社ビーシーから「セドリックパトカースーパーバイブル」が
発売。日本のパトカーの一時代を築いたと一言で表現するには余り
ある存在感を誇るY31セドリックパトカー。その魅力が詰まった
素晴らしい一冊。お勧めです。

という訳で当サイトでもセドリック本の発行を記念してセドリックの
姿を振り返る。サイトが「2」になった事もあり、実質サイトに
初登場の個体がほとんどになる。懐かしくも新鮮でもあるセドの
姿を見ていこう。今回は覆面スペシャル。次回はパンダスペシャルを
組みたいと思う。こちらのセドは札幌警護隊所属機。フェンダーミラー
の黒塗り仕様はいかにもお役所の車って感じがしていい。

グリル内部には前面警光灯。グリルとボンネットにはセドのエンブレム
が装着されている。以降紹介する交取仕様機の大半はエンブレムレス
になっている。

リアガラスにはありがたいアンテナ。助手席側Aピラーにはナビミラー
装着。警護隊覆面特有の装備。

札幌交機所属「札幌300 ふ 18-08」TLアンテナ仕様。同交機では
ナンバーが「18-08」から始まる連番で複数が存在している。当時
サイトでは「18(イチハチ)シリーズ」と呼んでナンバーを覚えやすく
していた。ドアミラー、ドアモール装着仕様。

「札幌300 ふ 18-09」前面警光灯はオートカバー仕様。この頃は
「パトカーにはアルミホイール装着禁止」というルールが存在して
いたので基本鉄チン仕様。この仕様も見破りの一助になっていた。

「札幌300 ふ 18-10」

「札幌300 ふ 18-11」外部アンテナレス仕様。

この角張ったフォルムが当時でもクラシカルな印象を与えていた。

「札幌300 ふ 18-12」

札幌高速隊所属「札幌300 ふ 18-13」

「札幌300 ふ 18-14」ダークブルーの個体だが夕方から夜間に
かけての目撃時には「黒色の覆面だった」とよく言われていた。

なお、セドリックパトカーについてはリアナンバーの跳ね上がりは
無い。トランク開閉のの影響をナンバー自体が受けない。
本件とは異なるが、X(旧Twitter)にてクラウンパトカーのナンバーの
跳ね上がりの原因について解説した際には色々な返信や引用ポストが
あり面白かった。一番笑ったのはタメ口巻き舌DQNの返信だった。
「こるぇわぁ、トゥランクうぉ、開けるとぅきにぃ、指ぐゎ～、
ひっかかるからどぅえー」みたいなの。あ、はい。

「札幌300 そ 81-51」

フロントバンパーの塗装剥がれが目立つ。詳細は不明だが、もしか
すると破損した元のバンパーから黒色のバンパーを塗装して流用
した可能性もある。この個体は前面警光灯がグリル内側にある仕様。

夏タイヤ冬タイヤで鉄チンの色が異なる時もあった。ドアモールレス、
TLアンテナ仕様。

パンダは軒並み180系クラウンに代わり、古くても170系クラウンが
残るようなラインナップの中、覆面はセドが長期間使用されていた。
これは「北海道警裏金事件」の影響で国費導入による車両の配分から
外されていたからと言われている。北海道警裏金事件は当サイトの
運営スタンスにおいても大きな影響を及ぼした事件だった。日本警察
史上最大最悪のスキャンダルだった。道警はこれをなんとかして穏便に
収束させようと躍起だったが、ある意味身内である警察庁からも
睨まれる事となり、それが新型車両の配備という側面において大きな
影響が出ていた。

旭川交機所属「旭川300 せ 84-78」ありがたいアンテナ仕様。

「旭川300 さ 43-00」

フェンダーミラー仕様。

お花畑での同機。

函館交機(当時は函館機動警察隊第3中隊)所属「函館300 す 70-33」
後ろに続く別個体との仕様違いが面白い。「70-33」はドアミラーの
前面警光灯がオートカバー仕様。

こちら「函館300 さ 25-98」はフェンダーミラーの前面警光灯が
グリル内側仕様。

この角ばったフォルムがいかにもな雰囲気が魅力的だった。前述した
様に次回はセドリックパトカーパンダ編をお送りする。

当サイト情報提供者の方より頂いた脇道から覆面が出てくるよ画像。
ありがとうございます。この道を走行する車両を脇道から監視して
いる覆面が居るって事だ。

覆面が待機している脇道はこちら。勇払郡安平町早来富岡417。
ここから本線となる道道10号を監視している。

覆面が出て来たぞ! お、おぅ。

札幌交機所属210系クラウン覆面。「いい気になって飛ばしていて、ふと
バックミラーを見たら覆面が大写しになっていた」という状況はこの
パターンによる取締りで起きる。ゼロ発進。通称ゼロ発ってヤツだ。

ナンバーは「札幌303 す 80-29」きっちり押さえていきましょう。

当サイト情報提供者の方より頂いた70系カムリ札幌機捜覆面画像。
ありがとうございます。なめたけ作戦当該機。今回の昼寝ポイントは
札幌市豊平区月寒東5条13丁目ケーズデンキ月寒店。機捜は電気店の
駐車場が大好き。我々も電気店の駐車場が大好きだ。

ナンバーは「札幌303 ね 88-98」電気店では休むなという上からの
指示にはもう従わない。俺達は電気店が大好きなんだ。ウケる(笑)。

撮影に関して声掛けがあったそうだ。情報提供者は話術で職質に
持ち込み警察手帳を提示させたそうだ。こちらは「今身分を証明
できるもの持ってません」宣言。名前･住所･生年月日を尋ねられた
ので回答を拒否。機捜手詰まり。こんな事で手詰まり(笑)。
情報提供者の方はここでトイレに行きたいと申し出る。機捜隊員が
同伴先行し店舗のエスカレーターにさしかかった際、隊員がスマホに
夢中になりながらエスカレーターに乗ったので情報提供者の方は
乗らずに静かに退店。

一人でどこに行くんだ札幌機捜(笑)。

職質対象が静かに逃走している間、エスカレーターに静かに上へと
運ばれる機捜隊員(笑)。何やってんだよ(笑)。職質もまともに
できねぇのかよ。できないんだろうなぁ。士気も下がってるしな。

当サイト情報提供者の方より頂いたパンダ臨場画像。ありがとう
ございます。撮影は大阪府大阪市城東区成育2丁目国道1号。

所轄、本部入り混じってのパンダ祭り。

職質対象となっているのはタクシーから降ろされた人物。外見は
とても善良な市民には見えない風貌だったそうだ。見た目って大事。
職質の第一歩はルッキズムから。「大麻使用者はラテン系の服装を好む」
これは極めて合理的な根拠。だって大麻使用者はラテン系の服好き
なんだもん。

青バイ隊も応援に。がんばれ～(ラテンのリズムで)。

当サイト情報提供者の方より頂いた事故現場画像。ありがとうございます。
現場は札幌市豊平区中の島2条3丁目。

札幌方面豊平署地域課所属220系クラウンパンダの奥には当事車両。

渦中。車両2台による事故だったとの事。撮影時にはもう1台の当事
車両は撤去されており、この1台のみが撮影できたとの事。

フロントを著しく破損。撤去されたもう1台は右前を破損していた
そうだ。

車体が浮き上がっている。これは案内板支柱に突っ込んでその
根元に乗り上げてしまった為。おっちゃんこだね。

車体の下に潜り込むようになった基部が確認できる。

破壊された案内板は歩道の脇に撤去。

これはこれで結構な値段になりそうだ。

この事故による重傷者は居なかったそうだ。不幸中の幸いだ。

なんだオマエかよ!

当サイト情報提供者の方より頂いたコインパーキング画像。ありがとう
ございます。この写真にはパーキング以外に重要なものが写っている。
右端にそれは居る。

札幌交機所属210系クラウン覆面。酒取りの為にパーキングから出て
くる車両を待っている。現場は札幌市南区澄川3条1丁目。

ナンバーは「札幌303 す 80-27」ニィナァさーん(CV:茶風林さん)

これまで何度も書いてきているが、これから年末を迎えるにあたり、
飲酒運転の件数もそれによる事件事故も増加する傾向にある。当然
取締りも強化される。飲んだら乗るな。飲むなら乗るな。これは鉄則だ。

当サイト情報提供者の方より頂いた大型人員輸送車画像。ありがとう
ございます。札幌市手稲区の札幌運転免許試験場での撮影。試験場が
休みになる土曜日にこうして警察車両が練習を行っている場合がある。

T31エクストレイル覆面。捜査用だとは思うが具体的部署不明の個体。

乗員の服装からして機動隊のように見える。

260系アリオン捜査用覆面。背後では舗装工事が行われており、雰囲気は
リドリー･スコット監督作品。

130系マークX捜査用覆面。車庫入れゾーンで練習中。

バックミラーから5本目のポールが消えたらステア全開! ここで
インド人を右へ!

当サイト情報提供者の方より頂いた事故現場画像。ありがとうございます。
消防車両と9代目アルトパンダの間に居るのが当事車両。

追突事故におけるB当車両。

B当のドライバーは初心者。追突されてさぞかし驚いた事だろう。

パンダの後ろにはもう1台の当事車両。追突した側。A当だね。

A当。スマホの操作に夢中でドカンとやってそうだ。終わってんぜキミ。