世界びっくりカーチェイス2
カメラの準備はいいか?

皆様からの交通安全情報をお待ちしております。

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2020/Text No.097



※画像はNHKニュースサイトより。
札幌交機がレーザー仕様レーダーパンダで速度違反を捏造。これは
速取りの在り方を根底からひっくり返す出来事だ。捏造に使われたのは
LSM-100。東京航空計器製のレーザー式速度測定器。こいつは定点
設置で待ち構えて通過する車両の速度を光学測定する。同機器は
走行間測定も可能だが、2020年現在では定点設置が運用の大原則。
今回はパンダが走行しながら電柱等の建造物にレーザーを照射して、
対象車両を蚊帳の外において速度を生成していたという事だ。
この事から判るのは前方照射仕様で捏造したという点。後方照射では
できないわな。この手口を当サイトでは「やぶさめモード」、あるいは
この方法を編み出した札幌交機の吉本潤警部補にちなんで「吉本
メソッド」と呼ぶ事にする。


北海道新聞、2020年10月13日付朝刊。第一面を飾る「やぶさめモード」
「吉本メソッド」記事。なお、第三社会面においても大きく取り
上げられている。


永久保存。額の下には今後増えるであろう追加記事を入れる為の
スペースだ。


過去に撮影のLSM-100定期点検画像。業者さんが来て検査を行う。
現時点では使い方さえ正しいものであれば、その本来の目的を果たす
能力は持っているという事になっている。


カバーを外されたLSM。前方照射仕様。もうあれだな、前方照射仕様は
今後「吉本仕様」と呼ぶ事にする。


向かって左側がビデオカメラユニット。アンドロイドOS下で動作
記録される。これが今回吉本メソッドの仇となった。これまでも
電波式レーダー各種で「やぶさめモード」による捏造はできたのだが
動画記録機能は無かった為、捏造の証拠が残らなかった。しかし
LSM-100にはビデオカメラが装備されている。これにより撮影された
吉本メソッドの動画には、違反車両ではなく、電柱が写っていた
そうだ!ババーン!!吉本殿!電柱でござる!この画像をご覧に
なられた当サイト情報提供者の方より、興味深い情報を頂いた。
「SICK」という会社がこのレーダーに非常に近い形状のセンサーを
市販しているというのだ。用途は「鉱山用トラック、掘削機および
飛行機などの拡張された衝突防止」「交通管理や現場セキュリティ
などでの確実な監視」等とあり、自動運転装置における衝突回避
機能において活躍するセンサーなのだが、ともかくその外観を
見てみよう。


※画像はSICKホームページより。
SICKのロゴの有無を除けば、そっくりというよりそのものだね。
製品名は「3D-LiDARセンサ LD-MRS / LD-MRS 4-Layer / Outdoor」
となっている。この製品紹介ページにはその性能を示す興味深い
図もあった。


※画像はSICKホームページより。
ワーオ。これってLSM-100の索敵範囲と解釈してもいいって事
なのかね。こういうの、警察嫌がるんだよなぁ。でも、きっかけは
吉本メソッドだからね。恨むなら自分の飼い犬を恨め。この図では
有効索敵範囲は300メートル、85度という事になる。レーザーだから
指向性が強いのかと思ったが、数値はともかく電波式のそれと同じ
ような扇形で照射するんだな。これだけ広ければ走行中に電柱を
捉える事も容易ですね!吉本警部補!上記画像閲覧や英語マニュアル
のダウンロードが可能なサイトのリンクはこちらだ。

3D-LiDARセンサ LD-MRS SICK

さぁ皆でLSM-100を吉本警部補よりも知り尽くそう。


こちらは当サイト情報提供者の方より頂いた200系クラウンパンダ。
ありがとうございます。撮影は取締り激戦区の白石区東米里2196
道道626号 クロスオーバー前。レーダーパンダじゃないこいつは
何者か。


対空表示は「中61」とあるが中央署交通課機ではない。同署から
白石署交通課へとお下がりになった個体。対空表示は前身の名残りだ。


白石署交通課はここでレーダーパンダによる速度違反取締りを行って
おり、また場合によっては同ポイントを札幌交機が同様の取締りを
している重複ポイント。今回の札幌交機不祥事を受け、白石署
交通課が「自主的に」現場において適正な職務執行がなされて
いるかを、同署交通課長自らが担当者と共に確認にやってきたのだ。


交機はともかく、うちはしっかりやっている事が判って安心した。
という事だ。


現場を地図で確認。今回は速取りをちゃんとやっているかを確認しに
来た御一行だったが、ここには吉本亡き後の札幌交機、ちゃんと
最初からきちんとしている白石署交通課のいずれかが待ち構える
速取りポイントだ。キッチリ押さえていきましょう。



当サイト情報提供者の方より頂いたドライブイン前公開処刑画像。
ありがとうございます。撮影は国道274号 日勝峠清水側2合目付近
十勝亭前。


いかにも「旅の楽しさ、その先にある夢」を追い求めたかのような
クルマ(※個人的感想です)が210系クラウン交取覆面にその夢を打ち
砕かれている様子。なお、情報提供者の方は北海道へツーリングへ
訪れた際にこちらを撮影。旅の思い出に警察画像を。終始ご自身は
傍観者側に居たとの事。何よりです。そして感謝です。当事者の夢を
打ち砕いている個体は十勝機動警察隊所属「帯広30 に 32-13」


微妙な左ステア半開。なお、覆面パトカーってどうやって速取り
してるの?って疑問が吉本メソッドをきっかけに出てくる興味だが、
こちらはストップ―メーター方式。パトカー自体が出している速度を
厳密継続測定し、一定速度、一定車間、一定時間、前方車両を追尾した
場合、自車の速度=前方車両の速度という理屈。その名の通り違反
確定速度になった時点でストップボタンを押して速度数値を記録。
そういうやり方。だから吉本メソッドよりも更に不正行為が可能。
ただし、カメラが無い。パトカー搭載のドラレコ?そんな警察自身が
不利になる場合は証拠として出してくるハズはない。



当サイト情報提供者の方より頂いた野に咲く名も無き花画像。
ありがとうございます。花屋に並べるまでは「ランキングなんて
関係ない、皆オンリーワン」なんて偉そうな事を言うなよ。それは
それ相応の立場での発言。だが吉本メソッドの件でもう疲れたよ。
こうやって花だけを追いかけていくサイトにしたい。今から
そういうサイトにする。

パ ト カ ー 写 っ て ん だ ろ う が 。

はい、写ってます。


待伏せする210系クラウンレーダーパンダ。


現場を地図で確認。亀田郡七飯町字大沼町911 道道43号庭田精米所前。


うきうきサイン会。左ステア全開。搭載レーダーはLSM-100の後方
照射仕様。


撃墜王が撃墜されているのが面白い。レッドバロンって元々は第一次
大戦で活躍したドイツ空軍パイロット、フォン・リヒトホーフェンの
ニックネームから来ている。



当サイト情報提供者の方より頂いた210系クラウンレーダーパンダ画像。
ありがとうございます。道央道を小樽方向へ向かう。


ドキドキ追い越しチャレンジ。緊急走行していないので、制限速度
時速80キロを超えて追い越す訳にはいかない。じっとりとした時間が
流れる。


札幌交機所属機。搭載レーダーはLSM-100の吉本仕様。交機所属なので
余程の事がない限り検挙は無い。


パンダを追い越せないにも関わらず、ここまでやってきた一般車。
謎。この車両は2分間以上、2キロ以上に渡って追い越し車線を
継続走行。良かったねぇ、このパンダが交機所属で。高速隊所属機
だったら切符切られてたよ。知ってたもん!俺知ってたもん!
交機だもん!だからだもん!あーはいはい。


パンダは西区八軒の琴似庁舎へ帰隊するコース。新川ICを降りる。
ちなみに奇行種は情報提供者車両の後方。カメラに驚いてからは
煽るのを中断。


同IC脱出直後の交差点を左折。さよーならー。






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