世界びっくりカーチェイス2サイトキャッチコピー

皆様からの交通取締り情報をお待ちしております。

Back Number
2016/05/Text No.15



当サイト情報提供者の方より頂いた砂川署画像。ありがとうございます。
本記事の月は5月だが撮影は6月6日。一年前のその日、同署管轄内で
余りにも痛ましい飲酒運転死亡交通事故が起こった。


飲酒を伴った無謀運転をした車両が別の車両に激突。無謀運転の車両は
2台あり、1台は画像の炎上車両でこれが被害車両に衝突。もう1台は
被害車両から衝突の衝撃で投げ出された被害者の一人を車体下部に
巻き込んで約1.5キロ引きずった。この事故で被害車両の一家5人の
内4人が死亡、1人が重体となった。


加害車両2台が出していた速度は推定で時速150キロ程とされている。


被害車両。衝撃で衝突地点から十数メートル飛ばされたという。


この事故後も砂川署署員が酒気帯び状態で出勤し、大きな問題と
なった。「飲酒運転の町砂川(警察も含む)」の判でとどめが刺さり、
事故当時の砂川署長は「部付き人事」で左遷。交通執行畑出身の
署長が後釜を務めている。


事故から一年、当然署では行動を起こす。忌まわしきこの日よりも
前の土曜日にも検問を実施。そしてこの当日を迎えた。画像は出発前の
同署交通課所属のY31セドレーダーパンダ。


札幌交機所属の170系クラウンレーダーパンダ。今回の検問実施に
あたってはこの交機の他にも高速隊が参加。合同検問となる。


こちらは事故現場からほんの少し手前の地点。


検問ポイントを地図で確認。このすぐ先の交差点が事故現場だ。


事故発生時刻の約30分前の午後10時より検問設置開始。


第二線に控える参加車両の一部。札幌交機の170系クラウンレーダー
パンダが逃走車両追跡用。


交機クラウン同様先程も登場の砂川署交通課所属Y31セド。今回こいつは
ゲタ兼休憩所。


検問ポイントの反対側にもパンダ。検問を発見してUターンしてく
車両を追跡する為の配置だ。なお、パンダが待機する葬儀場は、
被害者の方々の葬儀が行われた場所でもある。


高速隊所属とおぼしき200系クラウンパンダ。


検問開始。


良いのか悪いのか、かなり手前から視認できる電光検問サイン。


オマエの息くれよ係にはドラえもんも参加。交機、高速両隊の混成だ。


報道の方々。装備の程度から地元及びその近郊の方々と推察されたそうだ。


オマエの息くれよハァハァ。ん?今のハァハァはどっちのハァハァ?はぁ…。


J31ティアナ捜査用覆面をゲタにして本部からもお偉いさんが陣中
見舞い。そのお相手をするのは副署長。時折互いに笑顔や笑い声が
出る和気あいあいとした雰囲気。


「顔を出しましたよ」と実績を作った後は早々に退散。偉い人が現場に
居座られてもやりにくいしな。


さよーならー。


オマエの息くれよタイムは続く。


副署長は事実上の更迭人事となった署長とは違い、事故後もその任を
務める。事故当時、連日泊り込み同様で取材を続ける報道の方々の為の
休憩所として、署敷地内にテントを設置するなどして、報道との良好な
関係を構築する努力を続けたそうだ。今回も取材の方々は副署長に
ベッタリ。時折大きな笑い声をあげる記者の姿も。今回の検問の趣旨を
思い出さずにはいられない程の大きさで。


スルーされる事の多い自衛隊車両も停車させられる。真面目なのは
良い事だ。この後検問は一時中断。休憩時間となる。その際、珍しい
車両が通過したそうだ。


それがこちら。緑色の保安灯を点灯させたトレーラーがやってくる。


おぉぉ!!!これは90式戦車の砲塔だ。


これは中々見られない光景だ。


検問再開後にもまた別のトレーラーが。


今度は多連装ロケットシステム。搬送役は73式特大型セミトレーラ。


迫力の1台だ。


更にもう1台。


今度は90式戦車の車体部分のみを搬送する車両が。


久しく第二線への引き込みは無かったが、ここで1台ご来車です。
ナンバー灯切れだったそうだ。普段は見向きもされない、見て見ぬ
振りで終わる違反だが今回はそうはいかない。ドライバーにして
みれば、この状況が納得いくかいかないか。だが違反は違反。
ナンバー灯のバルブは常に予備を車内に準備しておきたい。そして
この車両が引き込まれているその時、


検問突破発生。一度は第二線へと誘導されかけていたこのクルマは、
警官がよそ見をしていた隙を突いて逃走。


交機が猛ダッシュ。


「お巡りさんあっちです」とニンジンを振る警官。オマエがよそ見
してたんだろうが。


逃走車両はあの事故のあった交差点を信号無視で通過。これ程の
皮肉な事態はあるだろうか。


で、この追跡劇だが結局放尾。前回記事にさせて頂いた中央署の
検問での逃走しかり、今回も同様の結果に。なんだかなぁ。
逃げればなんとかなると思われない事をお祈りします。
ナンバー控えているから事後捜査だもん!事後だもん!
まぁいいや。ピュアな心の思春期がまたギィギィ言うからな。
本当の事はここでは書かないでおく。


手ぶらで帰ってくる同パンダ。で、悲劇はまだ終わらない。


セットポジションに付くべく後退。画像手前に立つ紺色が当初誘導を
行なおうとしたのだが、上司に手間を以下略で、奥の若造が誘導を
かって出た。


「オーライ、オーライ!あと3メートル!」え?あと3メートル?
本当にまだあと3メー


バフン!!

バ フ ン ! ! っ て ( 笑 )


これぞ正しく地獄の管制塔。若造のニセ誘導にはまる交機隊員。


何度見ても、何度指でコスコスしても状況は変わらない。コスコス、
コスコス。コストコ。コストコ?コストコ。


あーあ、やっちまった。そこら辺の運転ヘタクソな婆さんと変わら
ない事になってしまった。上司にゴマを擦ろうとした所轄若造のいい
加減な誘導で、本部執行隊所属の交通取締り用
パトロールカーがこんな事に(笑)。


101回目の傷確認。僕は直りましぇーん!!


やべぇよやべぇよ。所轄激震(笑)。


事故報告書作らないとね。あー、鮮明な画像が必要であれば当サイトに
もお声掛けください。協力は惜しみません。教訓、誘導員の指示は
話し半分程度にしておけ。特に砂川署署員の誘導は。